宝木のイメージを形に表現できないか。との思いから、シンボルマークや木や花・鳥を募集し、決定しました。
◎シンボルマーク
宝木地区の名にふさわしい「宝の木(児の手柏)」の木で宝木地域全体をイメージしています。
その中心に子どもから高齢者の笑顔あふれる営みを表現し、大きな木の幹をTAKARAGIの頭文字「T」で表し、宝の木と共に生き、人と人が支え合い発展していく姿を表現しています。(中学生から募集した作品の中から選ばれた陽西中学校の福田彩乃さんの作品です)
◎木「児の手柏」
ヒノキ科の常緑針葉高木で、原産地は中国北部ですので、当時日本では珍木とされていました。
枝・葉が直立する形が、子どもが手を上げる様子に似ていることから「児の手柏」と名付けられました。球果は角のある独特の形で淡倍青色になります。
当地を開拓した古人が、「宝の木」と名付けて大切に管理した木が「児の手柏」だったことから、小学校の創立時に地元の方々が「児の手柏」の木を校庭の片隅に植樹されたそうです。
※児の手柏を詠んだ詩が万葉集にあるので紹介します。
「千葉の野の この児手柏の ほほまれど あやに愛しみ 置きて誰が来ぬ」
◎花「チューリップ」
チューリップは球根のユリ科の植物で、春を告げる花植物で数ある花の中でも認知度の高い花です。
”咲いた 咲いた チューリップの花が”
子どもたちが最初に覚える花がチューリップと言われており、多くの家庭で、また、学校で子どもたちによって植えられ、育てられる身近な花です。花言葉は「思いやり・博愛」です。
◎鳥「ウグイス」
ウグイスは、報春鳥などの異名を持つ、春を告げる縁起の良い鳥で、昔からみんなに愛され親しまれ、また、古来より多くの絵画や歌に登場してきました。
里にも奥山にも生息し、他の鳥のひなを育てるという優しい習性をもっています。このことから「明朗と慈愛」の鳥とも言われています。
「うぐいすの 声聞きつける あしたより 春の心に なりにけるかも 良寛」